暮れ行く時間

暮れゆく時間

年の瀬になると、今年と来年の間に一本の明確な線が引かれているのを誰もが感じると思う。
見えないはずの時間を、まるで砂時計の砂が徐々に少なくなって行くように「暮れ行く時間」として体感できてしまう感受性に、人の心が持つ豊かさを感じずにはいられない。
そして、年末には何処か年末らしい、そわそわとするような空気が漂い、年が明けると一変して、まるで市役所の係員が巨大な空気清浄機で空気を入れ替えしまったかのように、朝の光とともにお正月らしい清浄な空気に満たされている。
毎年のことなので当然の様にも感じるが、改めて考えるとその「空気の入れ替り現象」は、単なる気の持ちようだけではなく、節目を通して気持(心)を浄化する様に、昔から生活の知恵として培われ、無意識に日常の中で伝承されて来た、心の在り方のようなものなのかも知れないと思った。

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コメントありがとう。
占いの話、興味深いですね~。
年を境に世界が入れ替わるというのは面白いなぁ。
(入籍が31日でよかったですね ^ ^ / )

皆が思うから「お正月」が出現するっていうのはあるよね、きっと。
そもそも社会っていうのもそう言うことだよね?
流行とかも皆が良いと思うと良くなるけど、次の年には急に色あせたりとか、、。

そして、それを感じ取る、知覚が面白いなぁと思ってね。
流行に敏感と言うように、お正月に敏感な人も居ると思うんですよね。
その知覚がどこから来ているのかが、ずっと気になっている事でもあるんです。
知覚は自分で作ったものではなくて、進化の中で何万年?もかけて作られて来て、さらにその上に「お正月」みたいなものを感じ取る知覚が生まれていることが、不思議で
面白いなぁと思うんですよね~。。
この文章、気がつきませんでした。今頃反応してすみません。
 実は文章前半のようなことを、以前からぼくも思っていました。
人間が勝手に引いたラインなのになあ、みたいなことは月と月の境目にも感じていました。
 古くから陰陽道とか、それに由来する占いの類では、12月31日と次の日である翌年の1月1日では全く異なる力が支配する世界だそうで、実はある占い師にぼく自身が夫婦で見てもらった際に、「12月31日に籍を入れたのは正解! あなたたちは非常に相性がいい夫婦です。実は次の日以降の1月に入籍していたら、今頃絶対に別れているはず」と断言されて、納得いかないような気がしたりもしたものでした(だって、その日付自体が、日本では暦法が変わったりして人為によって変えられたりしているからね)。
 しかしながら、最近ちょっと考えが変わりました。人間がたくさんそこにいて、社会がある暦の中に意味を見いだして動いていれば、「生活の知恵」というレベルを超えて、実質として異なる意味を持ち始めるのではないかなあと思うようになったのです。多くの人間が「正月」の存在を疑わず生活することによって、実体として「正月」の空気が生じたり、「正月」の世界が出現したりするのではないかなあ。
 書いているうちに、よく分からなくなってきましたが…(笑)

comment fome

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