little lights, little waves : 水色デザイン × cokiyu



昨年11月に行いました、旧柳下邸でのイベント「その間」で展示(インスタレーション)した映像作品を再編集しました。


「 little lights, little waves 」

乱反射する光に 織り込まれた 風景は
今も海の気配を 漂わせている

光の中で かすかに聴こえたのは 遠いさざ波

いつか 誰かが見た 記憶のかけらは
砂粒となって 岸辺へと運ばれる

かすかな光の中で、さざ波の上で
人知れず 小さく それらは 結ばれ

一瞬の中へと 溶けてゆく


映像:水色デザイン、 サウンド:cokiyu


見晴らしの良いその日本家屋の窓からは、その昔、海が遠くに見渡せたそうです。
そして、その場所は、今も海の気配を微かに漂わせています。
その「海の気配」を思うとき、私の中である思いが沸き上がってくるのを感じます。
それは、今現在そこに在るものだけでなく、かつてそこにあった何かも
私達の知覚を越えて今もそこに漂っているのではないではないかと言う事です。
ふと、蘇る思い出や、突然訪れる予感、不意に感じる気配の中に
それらが作用していても不思議ではないかと思うのです。

私たちの視覚が紫外線を捉える事が出来ないように、
私達の知覚の外側へとこぼれ落ちてゆく、風景もあるのではないでしょうか?
ある周波数を超えるとそれ以上は音が聴こえなくなってしまうように、
私達の知覚のシステムが捉えるのは、限定された狭いレンジの中の世界です。
しかし、その外側にもきっと世界は存在しているのでしょう。

そのような風景を微かに感じる時、映ることのない知覚の向こう側へ向けて
そっと意識を傾けてみるのです。

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