little lights, little waves : 水色デザイン × cokiyu



昨年11月に行いました、旧柳下邸でのイベント「その間」で展示(インスタレーション)した映像作品を再編集しました。


「 little lights, little waves 」

乱反射する光に 織り込まれた 風景は
今も海の気配を 漂わせている

光の中で かすかに聴こえたのは 遠いさざ波

いつか 誰かが見た 記憶のかけらは
砂粒となって 岸辺へと運ばれる

かすかな光の中で、さざ波の上で
人知れず 小さく それらは 結ばれ

一瞬の中へと 溶けてゆく


映像:水色デザイン、 サウンド:cokiyu


見晴らしの良いその日本家屋の窓からは、その昔、海が遠くに見渡せたそうです。
そして、その場所は、今も海の気配を微かに漂わせています。
その「海の気配」を思うとき、私の中である思いが沸き上がってくるのを感じます。
それは、今現在そこに在るものだけでなく、かつてそこにあった何かも
私達の知覚を越えて今もそこに漂っているのではないではないかと言う事です。
ふと、蘇る思い出や、突然訪れる予感、不意に感じる気配の中に
それらが作用していても不思議ではないかと思うのです。

私たちの視覚が紫外線を捉える事が出来ないように、
私達の知覚の外側へとこぼれ落ちてゆく、風景もあるのではないでしょうか?
ある周波数を超えるとそれ以上は音が聴こえなくなってしまうように、
私達の知覚のシステムが捉えるのは、限定された狭いレンジの中の世界です。
しかし、その外側にもきっと世界は存在しているのでしょう。

そのような風景を微かに感じる時、映ることのない知覚の向こう側へ向けて
そっと意識を傾けてみるのです。

関連記事: 旧柳下邸 「 その間 」展

日曜日、午後4時半、四谷ひろば

四谷ひろば

日曜日、午後4時半。蒸し暑い夕方にcokiyuさんと妻と3人でギャラリーの下見に四谷ひろばへ向った。なにも展示が無い日だったので、空っぽの空間がイメージをほのかに刺激してくる様だった。
100年分の建物の記憶が、壁の傷や、空気の重み、すり減った柱の角などに宿って居る。
がらんとした空間にセミの声や、換気扇の音、湿った空気、反響する足音など、それらの質感が強く感じられる。なにも無いことがかえって空間の情報を雄弁に語りかけてくる。
本来ホワイトキューブのギャラリー空間は何も無い事を前提にして、作品が空間を埋めるものなのだが、なにも無いままに外の世界を「遠い声」として聴くことで開かれて行く感覚もあると思った。

cokiyuさんが響きを確かめる為に空間に向って歌う様にそっと声を発すると、空間の表情ががらりと変化する。その周りの空気だけが白さを増したような、涼しい風か吹き込んだような気がした。
ほんの短い時間でしたが、なんとも印象に残る瞬間。空間の記憶と今この瞬間が空気の振動の中で交差したようだった。

暑い中だったけれど、足を運んだ甲斐がありました。

日曜日、午後5時。

ビール

日曜日、午後5時。cokiyuさんとの作品づくりに中岡さん (bitztream) を迎えて3人での打ち合わせ。
中岡さんは、WEBのサウンドを数多く手がけられている、名うてのサウンドデザイナー。
とても豪華なメンバーになって本当にいいのかしらと少し興奮気味のワタクシ、、。
ゆったりとしたカフェで日曜日の夕方をビール片手に贅沢なひと時、なんだかとてもいい感じです。
一瞬一瞬が作品に繋がって行く大切な時間、何かがそこに現れてくる予感をふくらませつつ、
この作品がわたしたちみんなの中でかけがえのないモノになることを切に祈る。

土曜日の午後 : cokiyu



アーティストのcokiyuさんと作品づくりの打ち合わせをしました。
話を進めて行く中で、新たなイメージが広がり、
これからどんな作品に育ってゆくか自分でも楽しみです。

cokiyuさんはflauというレーベルからアルバムをリリースされています。
その音楽は、私たちに大切な何かを思い出させてくれる様な深い響きがあります。
とても、とても、おすすめです。

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